あかちゃんにやさしい街づくり

ベビーカー問題は街の課題。

都市化が進む中で、子育てママは外出の悩みを抱え、孤立しがちだという。
しかし、ベビーカーの困り事は、子育てママが抱える単なる外出時の不安ではない。
ましてや街の厄介な邪魔者でもない。
要は、相互理解と思いやりの心、そして、あかちゃんを取り巻く環境の整備にある。
誰もが公平に幸せに暮らしていくにあたって、解決しなければならない社会全体の問題である。
少子高齢かが叫ばれている日本においては、子育て環境の向上にもつながる。

なぜベビーカー問題に
私立幼稚園経営者懇談会が取り組むのか?

私立幼稚園経営者懇談会がベビーカー問題に取り組む意味
3歳児から幼稚教育の場となる幼稚園にとっても、保護者の多くが子育て世代にあり
ママたちが直面しているベビーカー問題は、見過ごしにできない。
この問題に取り組むことは、ベビーカーの善し悪しということよりも、
社会全体がこどもをやさしく見守り一緒に子育てをするような、そんな環境を作るキッカケになる。

地域に根ざした幼稚園が中心となり、
「あかちゃんに優しい街づくり」を目指す。



「あかちゃんにやさしい街づくり」の精神は
「江戸のしぐさ」に学ぶ

幼稚園現場で、もっとも大切とする「あったかい気持ち」
実はこの精神は日本古来から脈々と流れる「江戸のしぐさ」に顕れています。

【傘かしげ】雨の日に互いの傘を外側に傾け、ぬれないようにすれ違うこと。
【肩引き】道を歩いて、人とすれ違うとき左肩を路肩に寄せて歩くこと。
【七三の道】道の、真ん真ん中を歩くのではなく、自分が歩くのは道の3割にして残りの7割は緊急時などに備え、他の人のためにあけておくこと。

これらは、人間関係を良好にするための江戸商人の知恵でした。
幼経懇で提言する「ベビーカーしぐさ」

ベビーカーに関する所作を具体化していくことによって
「あかちゃんにやさしい街づくり」が実現します。
共生文化を実現し、「安心な社会づくり、豊かな人づくり」を目指します。